日本には御神木なんてものがありますが、わたしたちよりずっと昔から生き続けている樹ってとってもロマンがあります。
今日はナショナル・ジオグラフィック社が出している「心に響く樹々の物語」という写真集を紹介します。
この本は世界各国の樹の写真がエピソード付きで載っています。
その樹が見守ってきた人々との関わりを読んでいると樹ってすごいなぁと関心します。
ここでは私のお気に入りの樹の内容を少し書こうと思います。
- ニュートンのリンゴの木
- 赤ん坊の墓になった木
- 樟(クスノキ)の霊木
参考になる関連ブログ記事も一緒に載せていきます。
ニュートンのリンゴの木
ニュートンの家
アイザック・ニュートンの生家、ウールソープ・マナー(Woolsthorpe Manor)に行ってきました。 現在ナショナル・トラストが管理しており、 果樹園には万有引力発見するきっかけとなったリンゴの木があります。 まだ花が咲いていました。 …
ひとつめは万有引力を発見するきっかけになった木です。
ニュートンの家の庭にあるそうです。
実はリンゴの木は意外と寿命が短いそうなのですが、1816年の嵐で一度倒れた後、新たに根を張って復活したんだそう!
地球上で最高齢のリンゴの木と考えられているんだとか。
生命力と宇宙のパワーを感じるなんとも不思議なリンゴの木ですよね。
赤ん坊の墓になった木
ふたつめはインドネシアのトラジャ族にまつわるちょっと怖い?エピソードをもった木です。
乳児の墓
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トラジャ族の葬儀って祝福の儀と考えられ、数日かけてじっくり弔うのだとか。
ただそれは成人の場合。
歯が生える前になくなってしまった赤ん坊は木を彫ってくぼみを作り、その中に包んだ状態で安置し、ヤシの繊維で編んだ扉を取り付けて弔うという風習があるんだそう。
現在は死亡率も下がったこともあり、風習は廃れたそうですが、いまでも木の墓地は管理されています。
少し怖いですが、世界にはいろいろな考え方と風習がありますね。
樟(クスノキ)の霊木
みっつめは、ザ・御神木!という感じの木ですね。
日本の熱海にある來宮神社(きのみやじんじゃ)の御神木。
樹齢約2000年といわれているそうで、神が宿るとされていて、この木を一周回ると寿命が伸びるとされているんだとか。
熱海に行ったらお参りしたいですね。
日本は他にも神社で守られてきた木が多くあるので、実はこの本の中で他の日本の木も紹介されています。
美しく力強いなぁと関心します。
おわりに
最初からじっくり読むような本ではなく、気が向いたらペラっとめくると面白い本です。
今回紹介した木はほんの一部で、もっと面白いエピソードを持った木がたくさん載っています。
そして人々はずっと見守ってくれる木に、お祈りをしたり、目印にしたり、儀式に使ったりして過ごしてきたんだと知ります。
何千年も前からそこで生きているって、自然のパワーを感じますよね。
これからも緑豊かな自然と共存する生活であってほしいなと願うよしゃーるでした。
興味があるかたは是非手にとってみてください。(画像にリンクあります)
それではまた!