今回はわたしの好きなものを語ります。
実はわたし、二次元に恋しちゃうタイプなんですよ(唐突
宮沢賢治のセロ弾きのゴーシュの主人公ゴーシュが大好きでした。
小学校卒業ぐらいには別の小説の主人公に憧れてましたけど、ちょっと面倒くさがりつつ結局親切にしちゃうっていう、性格的に不器用なキャラが好きみたいです。
まぁそんな話は置いておいて、宮沢賢治の作品は小さい頃からファンという話。
そしてそれが作曲をしたいと思わせてくれた、ひとつのきっかけでもあります。
セロ弾きのゴーシュはチェロという楽器の音色も好きだったから憧れているし、演奏者としてひたむきなゴーシュの姿もかっこいいし、動物達の訪問もどれも個性的。
魅力的な作品ですよね。
ご存知の方も多いとは思いますが、作中に「印度の虎狩り」という曲名が出てきます。
それが、どんな曲なのだろうという想像を巡らせているうちに、自分で作って聴いてみたくなった。
どうなるかわからないけど、とりあえず出てきたメロディーをエレクトーンで弾いてつないでいきました。
ヤマハ音楽教室で自作曲を作るコンクールが定期的にあったんですが、それに出ないかと言われたのも要因ではありますが
とにかく最初に作った曲がセロ弾きのゴーシュというタイトルでした。
わたしの作曲心の原点です。
現在聴かせられるような音源は残っていませんが、気が向いたらアレンジしなおしたいと思うほどにはわたしにとって大事な曲です。
この時、のびのびと作らせてくれた先生には感謝しかないですね。
そして宮沢賢治といえば独特のオノマトペですよね。
ごうごうごうごう弾きつづけました。
セロ弾きのゴーシュ
その上には月光の虹がもかもか集まりました。
やまなし
虹がもかもか集まるとか・・・やまなしのこの不思議な感じ、たまらん(笑
この独特な世界観にずっと浸っていたいなと思ったりします。
それに読んでいるとなんとなく創作意欲が掻き立てられるんですよね。
音楽に限らず、クリエイターの方で同じような方いらっしゃいませんか?
こういう表現ができたのも、なんというか、宮沢賢治は耳が良かったんじゃないかな、と思うわけです。
素晴らしい画家さんが、光を捉えて色に落とし込むように
音を捉えて文士として文字に落とし込む。
アーティスト性を感じます。
宮沢賢治のまだ知らない作品も読んでみたくなったなぁ
おすすめの作品ありましたら是非教えてください。
久しぶりにゴーシュ読もう。
それではまた!