有意義な話合いにするコツ

有意義な話合いにするコツ

2018_09_30

みなさんは話し合いには慣れていますか?

誰かと意見を交換するのは有意義な時間です。

自分が気付けなかったことや共感が得られること、逆に別の視点から問題が見えたり…

良い話合いだった!と思えた時は充実感が半端ない!

ただ正直いうと、そんな有意義な意見交換の場に出会える機会は意外と少ない気がします。

反対意見を言うと不機嫌になってしまう人がいて進まないケース

メンバーが目上の人に気を遣い過ぎて、最初に発表された案が通るだけのケース。

今日は最近コミュニティで学んだ、有意義な意見交換の場をつくるポイントを書いてみます。

  1. まずは黙って相手の話を最後まで聞く
  2. 焦らず賛同ポイントをみつけて共感する
  3. モヤモヤしたら知ったかぶりせずに質問する

この3つです。

さて、ひとつひとつ解説する前に!

もはやこれはいわずもがな、ですが

相手の人格を否定するような事はもちろん言わないというマナーは前提の話です。

誰が言ったかではなく「何を言っているのか」にフォーカスしつづけることが大事。

 

まずは黙って相手の話を最後まで聞く

これ、わたしの両親はできてないのでよく仕事中喧嘩になるのですが(笑)

まずは相手が話終わるまでは黙ってきく。

ここで遮ると「最後まで聞いてよ!」と早速バトルモードになってしまいます。

特に仲が良い人にはやってしまいがちになるので、気をつけた方がいいです。

相手が何を言わんとしてるのかが、開始30秒で”わかってしまっても“我慢して聞く。

ここで聞き終わることで何がおこるかというと、

次に自分が口を開いた時、相手がちゃんと自分の話を聞いてくれることです。

ひとは話をきちんと聞いてくれた人には、お返しにきちんと向き合きあおうとするのが自然です。

何かを得たい・同じ方向を向きたいと願う話合いの時はモードを切り替えましょう。

でも正直いうと、いますよね。

なぜか本題とは関係ない自分の苦労話や自慢話をどんどん展開するひと。

(またはじまった・・・)とうんざりしはじめてしまったら、水を飲みながら夜ご飯のことでも考えて終わりを待ちましょう(ぇ

 

焦らず賛同ポイントをみつけて共感する

まずは黙って聞いた内容から「自分が賛同できるポイントを見つける」

見つからなかったら「そういう意見もあるんだなーって関心しました」と褒める。

なぜなら、いきなり意見を言った直後に

「いや、それは違うと思うなー!だってさー!」って言われたらあなただってがっかりしますよね。

かと言ってムッとした気持ちを抑えて反対意見とやらを聞いてみたら

「言ってる事は結局一緒やないかーい!」っていうパターンもあります。

その場合はきちんと

「○○さんの今言った事は賛成ですよ。先程自分の意見にも共通するところがあると思っていて・・・」と共通点を明示することも大事。

要はきちんと、①今の話のどこに賛同できて②次に何を掘り下げたいか、を掴んでブラさない。

他人の発言中に今日の夜ご飯のことを考えてもいいですが、

すくなくとも賛同できるポイントだけは探しておくことをおすすめします。

「○○さんの言ってることわかります。そういう話も個人的には共感できる!ただ私が気になったのは今回・・・」

という感じで食い込んでく。

これができる人がいると一気に場が意見交換しやすい雰囲気になります。

相手も認めて自分も主張する。

そして、議題に集中する姿勢を崩さないことで、意見交換の熱をあげてくれます。

 

モヤモヤしたら知ったかぶりせずに質問する

聞きなれないカタカナ語や抽象的な話が出て、

この人の言ってる事がわかるようで、わからない・・・

いまいち腑に落ちなかった話は是非質問したほうがいいです。

自分の言葉で相手の言ってることを整理しようとすると、双方が思考整理できる。

特に自分の意見が出てこない時もとりあえず質問してみてもいいと思います。

「もうちょっと詳しく聞きたいんですが・・・」

という具合で。

なんどもなんども繰り替えされたらあまりの伝わらなさに苛立たせてしまう可能性はありますが、

1〜2回ぐらいはむしろ質問した方が、お互いにしっかりと共通認識を固められることもあります。

共通認識を固まっているかどうかは、結構わかりずらいものでおざなりにしていると振り出しに戻る危険性があります。

特に抽象度が高い内容の場合は。

細かいかなと気後れしたり、他の人はわかってそう、という空気を読むのはやめた方がいいです。

意外と他の人も掴めていなかったり、気づいていなかったりするので、気にかかった事は質問する。

そうやって丁寧に確認していくのが安全です。

 

以上。日常の話合いで使えそうなポイントはあったでしょうか?

穏やかにディスカッションしたい方は是非試してみてください。

最後にもうひとつ、うまく話が噛み合ってない事に気づいた時

「ごめんなさい。なにか勘違いして話をしちゃってるかもしれないので、もう一度聞いていいです?」

と謝ってたち戻ることも大事だなと思いました。

無駄だったと感じる時間にしないために

意見交換やディスカッションは細かい共通認識の確認と素早い修正の繰り返しで、

最後の満足感が大分違ってくるなと感じています。

人と話していると、あっという間に時間が過ぎます。

話し終わって「なんの為の時間だったんだろう」という徒労感に襲われるのはなるべく避けたいですね。

身近な人との意見交換にも是非活用してみてください。

それではまた!