実家暮らしで駅からも少し遠いので、友達を家に呼ぶことがないのですが
自分の部屋に飾ってあるとあるものを見せるのが少々恥ずかしいです。
何を恥じているかというと、
ローンで絵を買ったのですが、身の丈に合っていない上に、
契約した時正気だったかと言うと、そうではないとうい気がしているのが恥ずかしい。
そのエピソードをお話します。
まず誰の絵を買ったの?というと
ファンの方も多いとは思いますが、イルカやディズニーの絵でも最近有名なクリスチャン・リース・ラッセンの絵です。
その中でも、アラビアンナイツというタイトルの日を背に走る馬の絵を購入しました。
ラッセンってご存知の方も多い画家さんだと思いますが名な作風は海とイルカがメインですが、馬の絵を買ったんですよね。
この方の絵をはじめて見たのは子供のころだった気がします。
場所は忘れましたが旅行先でイルカと海の描き方が本当に幻想的に描かれていて感動した思い出があります。
その記憶が残る中、会社が嫌になってる頃にしかも失恋引きずっていた時期にイベントを見かけて、
「絵でも見に行くか」とかつての感動を求めて展示即売会にフラッと足を運びました。
美術館で眺めるのとは違い「即売会」なので、当然「買いにくる」方々が真剣に選んでいたりします。
でも、正直いえば子供の頃に見た時の感動がわたしにはありませんでしたし、値段も手が出せるものでもないですし
適当に見て帰るかーと、イルカや海の絵を流し見していました。
そしたら、馬の絵と目が合ってしまったんですよね。
実はわたしは犬と馬という動物が大好きです。(オオカミもいいよね
この絵は、わたしの中ではひときわ素敵に見えました。
絵とっても原画ではなく、特殊な技術で複数制作されている作品なので
希少価値みたいなものはありません!
後々売れるとかそういう価値うんぬんは関係ないものです。
ただこの絵が家にあったらどんなに素敵だろうと思い、
当時のわたしは女性の販売員の方のあらゆるおすすめトークに心踊り、
いつの間にか
こんな安月給のわたしでもちょっとずつ払えば手に入る!
という思考に陥りローンを組んだのでした(笑
口車に乗せられた!とかそういうことを言っているわけではないんです。
あの時を思い返せば、絵に惚れたというのはきっかけで、
その奥には自分を変えなきゃという思いがある中で、
今まで踏み切れなかったことに挑戦したかったようにも思います。
そして、この絵がこれから自分を励ましてくれる気がした。
その挑戦が「絵をローンで買う」という行為だったな、と思ったわけです。
それでも、今も飾りながら「うん。良い絵だな」と思えるので、後悔はしていないので結果オーライですが。
ただ、正直あまりにも判断力鈍ってた自覚があるので、
心が弱っている時は、セールストークも冷静に受け止める努力が必要だと思いました。
やっぱり大きい買い物は一晩寝かしてみるのが、後も先も不安がないですね。
それではまた!